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葉っぱの話

 

先週末、雷雨で中断したかと思っていましたが、月曜に田んぼを見回っていると、岩井さんの姿を発見!

さし苗をしていました。日曜日に雨が降りながらもカッパを着て田植えを終わらせたそうです。

苗をもらうと、1葉目がかなり黄色くなっています。いつもなら液肥を弁当肥えとしてやるのを今年はやらなかったとのこと。田植えの時点で4葉から4.3葉くらいでしょうか?

ソフトシリカやリフレッシュを使っているので苗は固く、田んぼに植えられてもまっすぐに立ち、先行して植えられている他の田んぼより色が濃く見えます。

 

稲の成長を伝えるにあたり「なん葉」という言葉をよく使いますが、実際に現場でこれを用いて管理している農家さんはほとんどいないように思えます。芽が出て本葉が出てと単純に成長しているように思えますが、水や気温と言った外的要因に影響を受けつつも子孫を残すために大きな変化が稲の中で起きています。

毎年天候が変わる中で、どうすれば倒れないでたくさんの実をつけさせることができるのか、葉の枚数を数えることで今の稲の状態を知り、増収や倒伏防止といった対応をとることができるようになります。

 

1葉めはいずれ溶けてなくなってしまいますが今ならまだわかりますので、基準となる稲を作りマジックで大きく4枚目の葉に『4』と書いてみてください。4葉めは同化作用が大きく、しっかりと根を張り光合成をすることで大きく成長していきます。