先週から今週末にかけてが一番田植えしている人が多かったのではないでしょうか?
田植を待つ苗もみっちりといい仕上げになっています。今年は寒暖差が大きかったことと、昨年より涼しい日が多かったことで灌水の量が少なくて枯れたり、有機肥料の溶け出し方が遅くて色が褪めたりと、苗を見てくれとの電話が例年より多かった気がします。
液肥をまいたりリフレッシュをかけたりと対策をうって、無事田植えが終わったよと聞いた時はホッとしました。
ある日田んぼを見回っていると何やら白いものが畦畔にいます。遠くからは肥料袋かなと思って近づいたらビックリ!!白鳥でした。水原川に残っているのは知っていましたが、ここまで来るのを見たのは初めてです。
何か美味しいものを見つけたのでしょうか?
岩井さんの有機栽培の田んぼには早くから水が張られていました。水と気温という条件がそろえば草が生えるのでいつ水を入れて代かきをするかがとても大事なのですが、今回はわざと発芽させて、代かきで数を減らす作戦です。
田んぼで上代かきをしていると、集まってくるカラスたち。田んぼを何度もつついています。
多い時だと5.60羽いるそうで、有機肥料かザリガニの子を食べているんじゃないかとのこと。普通なら嫌がるザリガニも水をかき回してくれる除草のいい相棒なので「食われると困るんだよね」と困り顔。
岩井さんはこの土日で田植えを行いました。
同じく有機栽培をやっている大竹さんは先週末すでに1回目の田車をかけ終わり、今週末2回目の田車をかける予定でしたが雨でどうしたか気になります。
一般栽培をやっている田んぼは初中期の除草剤をふり始めています。
毎年この時期は除草剤のことで相談が舞い込むのですが、天気や水の有無もあるので、昨年の状況を聞きながら薬剤を薦めています。「百姓は毎年1年生」と言われるように同じ年はなかなかない中で「バッチリ効いたよ」と言われた時は小躍りするくらい嬉しいものです。
肥料や資材の高騰など農家さんを取り巻く状況は決して楽なものではありませんが、いいものを作りたいという思いに並走できるよう頑張っていきたいと思います。