現在福島は雨は止んでいますがまた降りだす予報で、あと数日は雨や曇りの天気が続く見込みです。
全国的には九州や広島など広範囲に線状降水帯ができ、8月1ヶ月の雨量がわずか5日で降ったところもあるなど
あちこちで大きな被害をもたらしています。
原因はオホーツク高気圧と太平洋高気圧が日本列島をはさみ、そこに湿った空気が流れ込むためで、秋雨前線というよりは梅雨の終わりの配置に似ているそうです。福島県にも雨雲がかかり、大雨警報や土砂災害警戒情報が発令されました。(現在は解除されています。)
ありがたいことにここはハザードマップ上でも災害が少ない地域で、携帯で警戒情報が流れても大きな被害が出ることはあまりありません。
今日も雨が止んだのを見計らって田んぼを見回ってきました。
田んぼの間を水原川が流れているのですが、現在の様子がこちらです。
いつもより水量は多いですが思ったほどではありません。
上流の方も川沿いに田んぼが多いため、天然のダムとなって水を溜めてくれるからかもしれません。
それより気になったのがここ数日続く低温です。
台風から変わった温帯低気圧がもたらした強風は出穂や稲の開花を直撃。そのあとの低温もあってうまく受粉できたか気になっています。
特にここ数日は最高気温が20℃前後と、まるで平成5年の冷夏を思いださせるものでした。
大竹さんの稲は先週穂が揃い始まって開花を待つ状態だったのですが、今週は曲がり始まってきています。
もし強風にあおられて受粉できなかった場合は穂全体がくすんだようになって田んぼが薄暗くなります。
岩井さんの稲も穂が出揃い、曲がり始めたものもあります。
これから光合成で得たデンプンを穂にため込んでお米になっていくのですが、先週は高温障害を心配していたのに、ここにきて低温とは。。。
会長に聞いてみたところ、きちんと受粉さえしていれば穂が曲がるのがゆっくりになるだけで心配いらないそうです。
稲は穂の数、モミの数はすでに決まり、あとはモミに栄養をためるだけ。最高気温が20℃あれば最低気温が低いのは構わないそうでホッとしました。今週中ごろから気温は30℃まで上がるそうなので、あとはお日さまの出番を待つのみです。
さてさて、田んぼを見回って今日はサギの数が少ないなあと思ったら、水原川を渡る管の上にカラスと一緒にとまっていました。ソーシャルディスタンスをとりながら井戸端会議でもやっているのでしょうか?
「昨日の雨はすごかったねえ」 「んだねえ」