今日も小雨が降っています。
昨年のメモを見ていたら、7月13日九州で豪雨災害の文字がありました。
今年は昨日熱海で大規模な土石流が発生し、今もなお雨は降り続いています。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、これ以上被害が大きくならないことを祈るばかりです。
福島も今夜から雨足が強くなるとのことです。「今まで大丈夫は通用しない」を心に刻み早め早めの避難を心がけたいと思います。
さて、小雨の中田んぼに行ってみたら、佐藤さん(有機栽培生産者)が溝切をやっていました。
落水して1週間経ちますが、乾かないので溝切してみたがぬかるんで大変なので止めたそうです。
先週見た時より色が濃いので尋ねたところ、6月25日に追肥をしたとのこと。
「あとは、7月下旬にもう1回やりたいんだ。」
茎数は14から30までとまちまちですが、扇型に広がってきています。
「水を下ろしたら草が目立ってきたから、水入れたらもう1回草取りすっぺ。」
上の写真の右側3列があまり育ってないのにお気づきでしょうか?
佐藤さんが言ってらしたのですが、充分水を落とさないで代かきしたら、そのあと強風が吹いて藁が寄ってきたんだそうです。
「あー、確かに。畦畔に藁をあげてましたよね?」
「その藁でガスがわいて、やられたんだわ」
「おもしゃくねえから、もう少し追肥すっかと思って。」
「冬期灌水がいいって読んだことあるんだけどどうなんだべ?だけど冬場は水が来ないんだよな。」
藁を腐らせる肥料があること(有機適合資材)、別の有機栽培生産者が冬期灌水やっていることを伝えてあとにしました。
今度は大竹さん(有機栽培生産者)の田んぼを見ていると、大竹さんが出てこられました。
「伸びてきたでしょ?」
「そうですね。色も先週より冷めてきたけど追肥はまだですか?」と聞いたところ、
「いつやっかと思って悩んでるんだ。どうせならいっぺんにやりたいと思っているから。」
「7月11日にシリカ21と追肥を同時にまこうかと思って。俺は追肥は1回だから。」
そうです。稲はまもなく10葉め。倒伏に関係の深い止め葉、下位節間が決定されます。
この時期にソフトシリカ(シリカ21)をふると、茎が固くしまり、倒伏防止そしてイモチ病予防に役立ちます。
わずかな水でも溶けるためこの中干し時期にふるのがお薦めです。
車を進めて、今度は岩井さんの田んぼに行ってみました。
岩井さんの姿はありませんでしたが、サギの姿が何羽も見えます。先週はそんなにいなかったのですが、増えてきました。
緑色が濃くなったなと思ったら追肥を6月26日にやっていました。葉齢8.5.まだ落水していません。
去年は7月2日にシリカ21を9葉でやっていたのですが、やはり少し遅れているようです。
今週に少しづつ落とし始めシリカ21をふるのではないかと思います。
ここ数年、毎年のように梅雨の時期に豪雨となり災害がおきるようになりました。
それはここ福島でも例外ではなく、いまだ改修途中のところがあちこちにあります。
田んぼはたくさんのダムとなって水を溜めてくれますが、限界もあります。
どうか、これ以上災害が起きませんよう、お地蔵様にお願いして帰路につきました。