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種もみの温湯消毒が行われました

 

さる3月13日と14日に種もみの温湯消毒が行われました。

前日まであんなに天気が良かったのに、13日は冷たい雨、14日は強風と作業泣かせの2日間でした。

温湯消毒が始まると(ついに今年も田んぼが始まるな)と実感します。

 

種もみには消毒済種子と未消毒種子があるのですが、当店にはほぼどの品種も未消毒のものがきます。

一般栽培やエコ栽培のものは農薬を使うことができるのですが、有機栽培や当店の特別栽培は使用できないためです。無農薬というのは田んぼに植える前から始まっているんですね。

 

 

使うのはこちらの機械です。

品種ごとに色分けされ、小分けになった種もみを60℃のお湯に10分間つけ、その後水に浸けて冷やし乾燥させます。温熱を利用した防除方法でイモチ病やばか苗病、モミ枯れ細菌病、イネセンチュウに効果があります。

 

消毒の終わった種もみは各農家さんの元に返され、田植えから逆算して浸種、催芽、播種作業にうつります。

 

よく積算温度の話をしますが、コシヒカリの場合は100℃から120℃が目安です。

稲の場合、水温×日数となるので水温12℃なら10日間かかります。

野菜なんかもそうですが、体内に温度計があって積算温度によって芽を出してもいい季節となったのかわかるという、すごいDNAを持っているなと感心します。

 

*催芽をそろえるには十分な水量の確保と水温が重要ですのでしっかり管理しましょう!