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おかげさまで無事です。

 

今日もまた土壌検査の記事をアップのはずでしたが、昨夜の地震で考えがまとまらないのでまた後日アップいたします。

 

それにしても凄かった!エリアメールがなる前に大きい揺れがきました。布団の中でただただ揺れが収まるのを待つことしかできませんでした。。ここは停電にならなかったのですぐテレビをつけました。

思ったのは、まず津波のこと。夜間だし寒いし浜に住む知人たちは大丈夫か?

そして、つぎに原発のこと。もう二度とあんな思いはしたくない、、、祈るような気持ちでした。

 

津波はこないと知った時の安堵感は忘れません。

それでもひっきりなしに揺れるので不安は続きました。枕元に着替えや懐中電灯を置いて休みました。

 

 

 

朝になり社長はあちこち被害の確認に出かけました。

一番心配したのはパレットに4段積みになっている玄米のこと。倒れたら破袋は免れません。おそるおそる開けたら大丈夫だったとのことで胸をなでおろしました。フレコンバッグ積みの玄米も無事でした。肥料袋があちこち落ちていましたが破けはしませんでした。従業員もいろいろ物は落ちたけど無事と確認できました。

 

それからはあちこちからいただく安否確認の電話や入ってくる被害の確認に追われました。神社や集会所といった公のものは消防団から、お墓のことはご近所さんから。連絡や確認の作業は一日続きました。

 

今回の地震で強く思ったのは、慣れてしまうことの怖さです。

10年前の東日本大震災の後は水や食料、カセットコンロや乾電池などひと通り備蓄しておきました。

去年の最初の緊急事態宣言の時はティッシュペーパーを備蓄しておいたので助かったのは事実です。

しかし、停電用にと各部屋においた懐中電灯はしまわれ、あっても電池切れ。

水や食料も同じく期限切れです。

あれから大雨などの災害を経験したにもかかわらず、買い替えをしなかったのは頭のどこかで(大丈夫。もうあんな災害はこない)という油断があったからだと思います。

停電にならなかったからいいようなものの、なったところは携帯の明かりを頼りに動いたそうです。

そして、寒さとの戦い。 翌日朝からストーブを買いに行ったけどどこにもなくて、やっとみつけたんだという話も聞きました。ガソリンがなくて困った経験から、今回は朝早くからガソリンを入れにも行きました。

 

今だからこそ。大きな被害がなかったからこそ。もう一度見直すタイミングなんだと思います。

 

      『防災用品を確認してみませんか?』

 

 

追記

うちでは作り付けの食器棚や本棚だったので倒れることはありませんでしたが、友人宅は食器棚、本棚ともに倒れ強制的に断捨離になったと苦笑いしていました。東日本大震災からまもなく10年ということで記憶も薄れ、転倒防止の対策もおろそかになっていたところを直撃された感じです。

地震後の片付けで圧倒的に多かったのは落ちてきたものの片付けで、本や書類、食器などです。金額的に大きいのはテレビ、パソコン、家具でしょうか。

このことからも地震に対する備えとして大事なのは停電対策、そして転倒落下防止対策と言えると思います。

10年前の教訓からずっと落下防止の対策をとっていた酒屋さんはほぼ無傷だったそうです。

面倒なことではありますがそれ以外に方法はないということでしょう。