本日(6/21)の田んぼの様子です。
今日は畦畔の草刈りをやって終わったところで話を聞くことができました。
「田んぼの状態はどうですか?」
「2.3日前に酵母(今年試している除草方法)を撒いたら、稲の色もついてきたけど草まで元気になってきちまって、また明日にでも田車かけないとなんねな。 膝痛いなんて言ってらんに。」
これで田車をかけるのは3回目です。
今年は元肥を少なくしたので追肥のことを聞くと、昨日1反歩あたり20kg撒いたとのことでした。
現在稲は7葉から8葉めを展開中。ここからの分けつが太茎となっていきます。
他の田んぼのことを聞いてみると
「今年はこんな天気のせいだかいつもより茎数がたっているような気がする。色も褪めてきている所もあるな。」
現時点で茎数がたちすぎている稲は思うような追肥ができず収量が上がらない、もしくは追肥して倒伏してしまう可能性があります。
前にも書きましたが、稲のことを知るには葉齢を調査するのが1番です。
岩井さんは今年施肥の仕方を変えていますが、それができるのも葉齢調査をしているからで「あとはお天とう様次第。今年のやり方がうまくいくかどうかでだいたい作り方がわかってくるんじゃないかな。」
コシヒカリは14葉が止め葉となり穂が出てきます。約1週間で1葉伸びるのであとどれくらいで穂がでるか推測することができます。
コシヒカリを作って倒れて困っているならぜひ葉齢調査をお薦めします。まもなく中干が始まるところもあると思いますが、これからが勝負です。
追記:「そういえば、伸び癖がついた稲は直るんですかね?」
「直らないね。三つ子の魂なんとかで、だから苗作りは大事なんだ。」だそうです。