岩井さんにお会いできなかったけれど、二枚の田んぼに田車をかけたようです。
本当は米ぬかペレットを撒いたらほどなく田車をかけると言っていたのに、膝を痛めたことで
今週ほぼ毎日田んぼに行っても会えないし、田車かけた風でもなかったので心配していました。
一枚の田んぼは澄んでいてきれいで、もう一枚は濁っています。
田車をかけたんだなとこれでわかります。
*本日(6/8)岩井さんに確認したら、田車は三枚かけてうち一枚に水をひいたから水が澄んでいるように
見えるそうです。
わかりますか?片方の写真は雲の輪郭がはっきりしていて、もう片方は濁った感じになっているのが。
社長が電話をしてみたら、とりあえずひと通り田車はかけたとのことでした。
見回りをしている時に今年から有機栽培に転換中の田んぼを栽培している大竹さんに会いました。
乳酸菌を使った除草を行っているとのことで、「除草の具合はどうですか?」と聞いたら
「草は、、、生えてるね、クログワイだっけ?」とのこと。田車を二回かけたけど、取り切れなくて
これから田んぼに入って草取りするそうです。
(失敗だったかあ)と思ってガッカリしたのですが、もしかして、、、と思って質問を変えてみました。
「ヒエやホタルイといった草は生えていますか?」 *ヒエは田んぼの代表的な草です。
「生えているけどそれほどでもないね。初めてだからわからないけれどこんなもんかな?」
昨年は特別栽培で一回除草剤は使えたので感じなかったと思いますが、草は何もしなければ
ゴッソリ生えます。
どんな手を使っても自然に任せれば草が生えてこないということはありません。
どうやら一定の効果はあったようです。
先日、岩井さんが言っていたのですが、なんだか別の鳥が来てるんだということで
本日二羽確認しました。カモなのかな?
別の田にはシラサギとも違う鳥も発見!調べてみたらアオサギ?のようです。
(写真を撮ろうと思ったら逃げられた)
年々水鳥が増えているような気がします。
昨年、農研機構が発表した調査によると、有機栽培田などの環境保全型農業をやっている水田には
慣行栽培に比べ、クモやトンボ、カエルなどの個体数、サギなどの水鳥類の種類・個体数が多いそうで
それを実証した形です。
特に有機水田は広範囲の取り組みが効果的ということで、地域で有機栽培・特別栽培を推進してきた
ことが豊かな生態系を取り戻すことにつながっているようです。
岩井さんにお会いできたので、これからの予定を聞くと
「今年は逆V字型の施肥に挑戦するから、今月中に有機肥料を20Kg、下旬にソフトシリカを撒くんだ」
「俺の稲はまだ広がってないべ? これから色もついてどんどん変わっていくから見ててみ」
「昨日はまた米ぬかペレットを撒いたんだ。そして、また田車をかける。」
「膝大丈夫なんですか?」と聞いたら
「昨日は朝から3時間かけて田車かけた。あれ(田車)な、25kgあるんだ。方向転換するとき
もち上げるのが大変で、また膝が重くなった。」
深水栽培なのでだんだん水位を上げていき、現在9cm。田車をかけるのも大変になります。
しかし、稲のことを話す岩井さんはイキイキ。
どんな稲になっていくのか楽しみです。