昨日のポカポカ陽気から一転、小雪の舞う寒い日となりました。
今日と明日の2日間、当店ライスセンターにおいて種もみの温湯消毒が行われています。
水稲の種もみには未消毒種子と消毒済種子があるのですが、当店では有機栽培を始め、特別栽培といった
極力農薬を使わない栽培方法をとっているため未消毒種子を使います。
生産者ごとに栽培方法が違うので農薬による消毒か、温湯消毒による消毒かを選び、そのうち温湯消毒を
希望する生産者の消毒を一手に引き受けます。
未消毒種子の場合、ばか苗病などの種子伝染病が発生しやすく、作付けした周囲の水田にも
影響を及ぼすので大事な作業になります。
温湯消毒とは文字通りお湯を用いた消毒方法です。
塩水選をし水洗いをした充実した種もみを袋にいtれ、60℃のお湯に10分間浸します。(もちは6分)
10分経ったら水につけ冷やしその後乾燥させます。種まきは田植えから逆算して始めるので
それに合わせて浸種するようになります。
お湯で消毒できるのかと思われそうですが、種子に影響を与えない温度でやることによって
いもち病、ばか苗病、苗立ち枯れ細菌病、イネシンガレセンチュウなどに有効であることが
確認されています。
明日もまた同じ作業が繰り返されます。