稲作りをしているかたなら聞いたことがある「秋落ち」、昨年はちらほら聞くことがありました。
これは実が充分に入りきらないうちに黄色くなる現象で、水田の土壌中の硫化水素の発生により根が弱まり、充分な養分を吸い上げられないことで収量が減ることをさします。
特に鉄不足となっている土壌では硫化水素が発生しやすいといわれ、その対策として根を丈夫にするケイ酸分や、鉄、マンガンといった微量要素入りの資材を使うことが有効です。
昨年水はあったはずなのに収量が上がらなかった、他の田よりも早く黄色くなったところは要注意です。